MBA留学出願書類:エッセイの作成

大学院留学出願用エッセイ

英語にて論文(エッセイ)を書いたことがある方であればお分かりだと思いますが、海外のエッセイには日本の論文とは違い一般的なルールが存在します。そのルールに沿ってエッセイを作成することが最初の課題となります。もちろんMBA留学のためのエッセイでも作成ルールが存在します。まずは作成を始める前にエッセイ作成ルールを確認することが重要です。

ルール@ 段落構成を明確にする:

イントロダクション:
この段落は必ずエッセイの最初の段落となります。
ここではまず今回のエッセイの目的を述べる必要があります。MBA留学を目指すエッセイの場合は、ここで必ず将来のキャリアゴールを述べ、そのキャリアゴールを達成するためには貴校に入学し勉強する必要があり、そのため今回貴校のMBAコースに出願することに致しました、という旨を宣言します。ここで重要なことはできるだけキャリアゴールを明確にすることです。

ボディ:
この段落は必ずエッセイの最初の段落となります。
この段落はエッセイの核となる部分でイントロダクションに続く段落になります。
エッセイのボリュームや書きたい内容によって何段落になるかは決まります。個々ではイントロで述べた目的の根拠なる理由を書くことになります。今回はキャリアゴールがあり、そのキャリアゴール達成のために貴校のMBAコースに入学したい、という思いを伝える必要がありますので、なぜ「そのキャリアゴールを達成したいのか?」、「卒業後のキャリアプラン」などを明確に読み手に伝える必要があります。イントロで述べたことの裏づけとなりますので、通常特に指定がない場合はボディは2〜3段落程度必要になります。

コンクルージョン:
この段落はエッセイの最後の段落となります。
ここではイントロで述べたことを繰り返すだけなので、再度今回のエッセイの目的を述べて終了となります。

以上はあくまで一般的な構成となりますので、MBA留学エッセイ作成の場合は学校でエッセイガイドラインが独自で設定されていることも多いので注意が必要です。

ルールA 学校指定のエッセイガイドラインに従う:

MBA留学を目指す際のエッセイは、学校側でエッセイガイドラインが指定されている場合、学校から特にエッセイガイドラインなどの指定がない場合があります。MBA留学のエッセイ作成の最初のステップとしてエッセイガイドラインの有り無は必ず調べる必要があります。エッセイガイドラインが決まっている場合は、ページ数や課題などが決まっているので、その質問に的確に答えながらガイドラインに沿って書く必要があります。

エッセイガイドラインが決まっている場合:
出願予定のMBAコースの出願書類にエッセイガイドラインが含まれている場合は、枚数、課題を明確にする必要があります。また、出願書類の中にエッセイガイドラインが含まれていない場合でも、学校がエッセイのガイドラインを指定している場合も多いので、出願校が決まったらMBAコース担当者にエッセイについて問い合わせをすることおすすめ致します。
エッセイガイドラインが決まっている学校は、エッセイも1本だけでなく、2〜3本要求している学校も数多くあります。作成の際最も重要なことは、学校が指定しているエッセイ課題に明確に答えられているか、ということが非常に重要になります。

エッセイガイドラインの指定がない場合:
エッセイガイドラインがない場合は所謂一般的な海外大学院留学出願用エッセイを作成することになります。キャリアゴールや志望動機、卒業後のキャリアプランなどを明確に伝えることが必要となります。
ただホームページなどの公開されている出願要綱の中にガイドラインが細かく設定されていなかったとしても、願書に記述があったり、正式にオンライン出願を進めてみないと分からない場合も多いので、出願校が決まったらエッセイについての記述を注意深く探す必要があります。

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